×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

ソニー サイバーショットDSC−N1について


DSC-N1
表面はどうということはないが、背面が液晶パネルになっている。

☆ジャンク度☆
不具合無し(後に液晶ビュワーを破損させる)
撮影可能


DSC-N1 DSC-N1
 無機質なレンズパネル。
 ソニーの思い切りの良さを感じるな。

DSC-N1 DSC-N1
 無論、レンズ基部にはカールツアイス(Carl Zeiss)の文字が。
 焦点距離はライカ判換算で38〜114mmF2.8〜5.4。


DSC-N1 DSC-N1
 タッチパネル式インターフェイスもあってか地味なスタイリング。


DSC-N1 DSC-N1
 軍艦部は極めてシンプル。
 本物の軍艦の軍艦部も捨てレス時代だからシンプルだ。

DSC-N1 DSC-N1
 本カメラの肝であるタッチパネル式液晶ビュワー。


DSC-N1 DSC-N1
 タッチパネル式液晶ビュワーとはいえ、ズーミングレバーと撮影/再生切替レバーは別体。


DSC-N1 DSC-N1
 専用電池は「NP−BG1」。
 ハッキリ言って生存率の低い電池だ
 記録媒体はメモリースティックDUOの他に26MBのメモリを内蔵。

 本カメラの登場は2005年11月。主な特徴は液晶ビュワーがタッチパネルになっており、操作系を実現しているところだ。液晶ビュワーがタッチパネルになっているのは東芝のソラ(PDR−TシリーズSora)で実現しているので初ではない。しかし、東芝のソラTシリーズを知っているのは、宮崎あおいさんが既婚者だったことと同じくらい誰もが忘れているので、本カメラがパイオニアと言っていいだろう。もっとも、ビデオムービーカメラのジャンルでは既にタッチパネル式液晶ビュワーだった。
 外観は特徴のないソリッドモデルだ。レンズと同心円のヘアラインもペンタックスのオプティオSのように段差の目立つモノではなく、これを「抑えてクール」ととるか「加工後の仕上げをケチったようで安っぽい」と思うかはソニーに対する熱度の違いで解釈が異なるだろう。デザインはフジフィルムのファインピクスV10に似ていなくもない。というより、フジフィルムが目指したのは本カメラのようなものだろう。ソリッドというかのっぺりとしたスタイリングなのでボディの大きさが掴み辛いが、実際の大きさはコンパクトでカシオのエクシリムEX−Z55と大して変わらない。フラットなボディラインからずんぐりした印象を受けなくもないな。当時のソニーといえば屈曲光学系薄型ボディのサイバーショットDSC−Tシリーズでブイブイ言わせていたが、本カメラもサイバーショットDSC−T9と同時期に発売となった。サイバーショットDSC−T9が撮像素子が500万画素級と抑え気味ながらも光学手ブレ補正機構と高感度モードの組み合わせなのに対して本カメラは高感度モードこそISO800と当時としては気が利いているものの、光学手ブレ補正機構を搭載していない。撮像素子は800万画素級でタッチパネル式液晶ビュワーを搭載する。なんだかちぐはぐな感じだが、当時のガジェットメディアでは月産生産数がサイバーショットDSC−T9が7万台なのに対し、本カメラは8000台だったらしい。確実に本カメラは実験的なモデルだな。ちなみに価格帯もサイバーショットDSC−T9が4万円台だったのに対し本カメラは6万円台だった。完全にソニーフォロワーのガジェットアイテムだろう。
                         ☆               ☆
 レンズはバリオテッサー銘を与えたライカ判換算で38〜114mmF2.8〜5.4。最短撮影距離はマクロモードでも6から34cm。なんだかF値も暗めだし、最短撮影も物足りないなあ。光学手ブレ補正機構も非搭載なのだが、折角の800万画素級撮像素子もISO800モードを搭載しているからいいのだろうか。撮影画像にメモやイラストを書き込める家電メーカーらしい機能を搭載するが、我々カメラ好きモノとしてはどうでもいいことだな。
 一方でタッチパネル式液晶ビュワーを生かしているのがフォーカスポイントをパネルで選択できるスポットAF機能だ。これは現在のコンパクトデジカメでは当たり前の機能だが、2005年という時代を考えると先駆けている。一方で現在のスマートフォンやiPadのように指でスライドするような操作系は搭載していない。これは時代的に仕方がないところだろう。
 タッチパネルのインターフェイスは左右からメニューがせり出してきて、階層的にも精錬されたとは言えないな。しかし、我々スナッパーはフラッシュ発光禁止とISO感度の調整できれば構わないので大した問題にならないだろう。もっとも、当時、本カメラに6万円もぶち込んだ方には重要なイシューだった筈だ。タッチのフィーリングも節度がイマイチで、総合的にはクレバーとは言えないが、開拓者としてガジェット好きには十分なのではないだろうか。
                         ☆               ☆
 本カメラはマニアル露出機能を搭載していて、任意の露出で撮影できる。一方で当たり前になりつつある光学手ブレ補正機構は非搭載で、イージーなタッチパネル式液晶ビュワー搭載のオートカメラにしたいのか、本格的な絵作りをしたいアドバンストカメラにしたいのかよく分からない。あえて一括りにすれば、マニアックなカメラということだろう。価格も高めだし、ガジェット好きのアイテムかな。
 本カメラ以降、タッチパネル式液晶ビュワーは当たり前となりマニアル露出機能は、より常識的なカメラであるサイバーショットDSC−Wシリーズが引き継いだ。本カメラの直系の後裔機は翌年に発売したサイバーショットDSC−N2のみで途絶えている。やっぱり実験的なモデルだったのだろう。
 タッチパネル式液晶ビュワーが革新的だったにしろ、気になるのはその耐久性だ。拙僧などタイピングが強いのでノートパソコンもiPadも外部キーボードを使用している。本体のキーボードを壊したら困るからな。それで本カメラのタッチパネル式液晶ビュワーだが、ちょっとした刺激で

 では、撮影結果(三河桜祭り編)をご覧頂きたい。

(了:2016/6/9)

クラデジカメ系列メニューへ戻る
「意してプラカメ拾う者なし」へ戻る