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ペンタックス オプティオE90について


OptioE90
ペンタックスの真面目と良心が溢れるカメラだ。

☆ジャンク度☆
電池蓋破損
撮影可能


OptioE90 OptioE90
 ライカ判換算で31.5〜94.5mmと広角よりのズームレンズで、マクロモードで0.1mまで寄れる。
 廉価カメラとしては出来たレンズである。
 穏やかなカービングで形成した電池室兼グリップも効果的。

OptioE90 OptioE90
 オーソドックスなスタイリングがペンタックスの実直性を感じて好ましい。

OptioE90 OptioE90
 大型液晶ビュワーとシンプルな操作系がユーザフレンドリーである。

OptioE90 OptioE90
 操作系はオーソドックス。

OptioE90
 格別に親切なユーザインターフェイス。

OptioE90 OptioE90
 記録媒体はSDカード、単三電池2本使用で使いやすい。
 残念ながら、電池室のフックが破損している。
 部材が安いのかなあ。

 今回のコンテンツは、ちょっと軽い味にさせていただきたい。最近、我ながらブログやコンテンツが無節操なボリュームに膨らんでいて反省しているのだ。長い文章が偉いなんて拙僧も思っていない。拙僧の自己制御力の問題であり、文章がタニシみたいに勝手に増殖するのだ。既に本コンテンツでも余計な文言を文頭に書いているし。
               ☆          ☆
 本カメラの登場は2010年の初頭である。ペンタックスは既にHOYAの植民地と化しており、カメラメーカーとしては極めて難しいシチュエーションだったと容易に想像がつく。そんな難しい局面で開発したのが本カメラである。しかし、エンジニアやデザイナーの悲観的な状況にも拘わらず、真面目で優しさに包まれたカメラとして仕上がっている。別に外装のラバーコーティングが手に柔らかだとか、そういうことではない。単三型電池2本で十分タフに稼働するし、レスポンスもそこそこだ。厳密に見ると絵作りがちょっと作り物っぽいのだが、欠点と指摘するほど低いクオリティではないだろう。人物の笑顔を検出して自動的に撮影する 「スマイルキャッチ機能」とか、2系列で制御する「電子手ブレ補正機構」などを謳っているが、多分、技術的には大したものではないだろうな。しかし、本カメラは良いカメラなのだ。本当に単三型電池で200カットくらい撮影出来る。それに、ちょっとレンズがプアだけど、AFもAEもひとまずあてになる。偉そうなカタログ上のスペックばかりで全く使い物にならない、パナソニックのルミックスDMC−LZ10よりも遥かに健全である。当時のペンタックスの組織としての健全の不足を全く感じない。これこそ、良き友であるペンタックスブランドだよなあ。ルミックスなんて言うのは所詮「水沢アリー」だよな。
 簡単に諸元を紹介しよう。レンズはライカ判換算でで31.5〜94.5mmF2.9〜5,2と、ちょっと広角よりの光学3倍ズームレンズ。マクロモードで0.1mまで寄れるのだから大したものだ。撮像素子は1010万画素級を組み合わせる。感度は最速でISO1600モードを登載。あんまりきめ細かに撮影画像をチェックしていないけど、ルミックスDMC−LZ10のように、晴天下なのに手ブレや被写体ブレは確認できなかったので、効果的なプログラムAEを算出しているのだろう。絵作りは、かなり弄っている感じなのだが、AFもAEも安定的で満足だ。レンズが少々プアなのか、光線状態によって撮影画像の鮮明度が怪しくなるのだが、このクラスのコンパクトデジカメとしては上出来だと思う。
 電源は単三型電池2本を採用。多少使い込んだエネループでも、ちゃんと200カットくらいは撮影できたので、まず、安心していいだろう。2系列で制御する「電子手ブレ補正機構」は、どうも「積極的にISO感度を上げる」と「動画時には手ブレによるズレをソフトウェアで補正する」という事らしい。要するにオリンパスのキャメディアC−730UZレベルの感度調整と、動画時の実質面積の小ささを利用した画像補正ということなのだろう。イイじゃないっすか、それで。この際、撮影時にはカメラはしっかりホールドするってことにしましょうよ。だって、1万円かそこらのカメラなんすから。安物のルミックスみたいに常識外のシャッター速度を弾いたりしないから大丈夫っすよ。
 ペンタックスらしく「初心者に合わせて自動的に撮影モードを選択する”グリーンモード”」を搭載する。この「グリーンモード」というのがペンタックスのオリジナルなのか、キヤノンのEOS650が先なのかよくわからない。とりあえず、ペンタックスの「グリーンモード」、つまり初心者向けのオートモードは他社の同様の「かんたんモード」よりも遥かに安定的なので、使い物になると断言したい。
               ☆          ☆
 ルミックスを「水沢アリー」とすると、ペンタックスが「ローラさん」になるのか。それはペンタックスの妥当な評価とは言えないよな。でも、現在において真面目で継続的な安定感のあるTVキャラなんて思い浮かばないしなあ。若い連中で構成するTVキャラなんて、インパクトはあっても例外なく短いスパンの消耗品だしなあ。そういう意味で言うと「錦戸アキラさん」になるのかなあ。スタアとペンタックスを同列にするのは、案外全く勘違いでもない気がするが、ちょっと抽象の対象としては外れすぎるし、モダンなペンタックスフォロワーにとっては不本意なキャラだよな。
 本カメラの登場した2010年。ペンタックスブランドは危機的状況にあった。メディカル・サイエンス部門は健全だっただろう。しかし、伝統的なコンシューマ向けカメラなんていうのは、既に儲からない市場だったのだ。
 結局、翌年の2011年にHOYAの帝国主義者はペンタックスの「美味しい汁」だけを吸って、リコーにブランドを押し付けたのだ。しかし、リコーの手に降ったのはペンタックスにとっては幸いだったのではないだろうか。今も、ペンタックスブランドは「”デジペン”には満足しないけど、オタク男子っぽいキヤノンやジジイ趣味のソニーは嫌だ」という知的、或いは差別化を動機としたカメラ女子に高評価だ。「Q」や「レンズのバックフォーカスが一眼レフと変わらないミラーレス一眼」を、どの程度市場が評価しているのか、イマイチ不安定なのは事実だ。それでも、ペンタックスのブランドが穏やかに相応の評価を受けているのは、ひとまず嬉しいものだ。
 それで、彼女らとプラクチカマウントのオートタクマーの話が通じるわけでもないのだが、それはそれで結構である。少なくても、我らの前にはペンタックスが実在する。

 では、撮影結果を見て頂きたい。

(了:2013/9/4)

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