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キヤノン パワーショットA540について


PowershotA540

☆ジャンク度☆
無し
撮影可能


PowershotA540 PowershotA540
 効果的なグリップを形成するコンパクトデジカメは今や稀だろう。
 600万画素級の撮像素子を搭載。


PowershotA540 PowershotA540
 ライカ判換算で35〜140mmF2.6〜5.5の意外と明るい光学4倍ズームレンズを搭載。


PowershotA540 PowershotA540
 意外とマニアル機能を搭載した廉価機。


PowershotA540 PowershotA540
 伝統的な光学ファインダーを搭載する。


PowershotA540 PowershotA540
 気のてらいのない標準的な操作系。


PowershotA540 PowershotA540
 気のてらいのない標準的な操作系。


PowershotA540 PowershotA540
 保守的なデザインが魅力。

PowershotA540
 記録媒体はSDカード。
 単三型電池2本を使用。

 パワーショットA540である。彼はいい奴なのだが、恋愛となるとなかなかアピールできないタイプなのだな。なのでコンテンツも抑え気味なのをご了承願いたい。
 パワーショットAシリーズはプレIXYデジタルとして、デジカメ大戦初期のキヤノンの屋台骨を支えたパワーショットA5とその眷属からネーミングは始まっている。しかし、そのキャラクター性が定まったのはパワーショットA10からだろう。ちなみにパワーショットA10は拙僧がフジヤカメラで32MBのコンパクトフラッシュ付きの棚ずれ品として初めて買ったデジカメだ。パワーショットAシリーズの特性は専用電池で小型化スタイリッシュなIXYデジタルシリーズに対し、単三型電池でグリップのついたユーザフレンドリーなスタイリング、それに光学ファインダーの搭載だ。勿論、初期のIXYデジタルも光学ファインダーを搭載していたが、IXYデジタルから「デジタル」が消えて、光学ファインダーが消えてもパワーショットAシリーズは光学ファインダーにこだわり続けた。少なくても2008年あたりのモデルまで光学ファインダーを搭載したモデルが登場していたようだ。
 単三型電池と専用電池のどちらに利があるかというのは旧世紀から新世紀初期にかけて論議があった。単三型電池派の主張は電池切れの時にコンビニで電池が確保できるというものだったが、当時の燃費が悪いコンパクトデジカメで普通の乾電池で撮影を継続するのは難しかった。エネループもなかったし、結局、当時の揮発性の強い充電式単三型電池を複数持たなければ立ったりして、その主張の妥当性はやや怪しかった。しかし、本カメラの時代に至ってはカメラの燃費もエコになったし、エネループのようなタフな電池がある。パワーショットAシリーズも初期のモデルは4本の電池を使用したが、本カメラの頃には2本の電池で駆動するようになった。本カメラはずっとコンパクトになったし軽量にもなった。勿論、IXYデジタルのようなスリム・コンパクトではないが、しっかりしたグリップがホールディングに貢献することは、それを望む方々にとっては福音だったのである。ニコンだって単三型電池とグリップ部を形成するクールピクス5600を丁寧に出している。
                ☆                 ☆
 本カメラの登場は2006年の3月である。同時に登場したパワーショットA530は500万画素撮像素子を搭載していたが、本カメラは600万画素級の撮像素子を搭載している。双方は基本的には同じボディで、あえて100万画素ほどグレードダウンしたモデルを用意する意義は感じないのだが、そいう慣習だったのだろう。本カメラの後裔機はパワーショットA550は基本的には本カメラの撮像素子を710万画素に換装したのものだが、兄弟機のパワーショットA570ISではとうとう手ブレ補正機構を搭載している。パワーショットAシリーズとしてはできすぎの気もするが、単三電池型のベーシックモデルでも手ブレ補正機構を搭載する時代となったのだ。
 パワーショットAシリーズシリーズのアイデンティティは、初期のモデルを除いて単三型電池仕様で価格を抑えながらも常識的なマニアル露出機構を搭載することだった。つまり、プログラムAEとか絞り優先AEとかシャッター速度優先AEが選べたのだ。この種のカメラとしては珍しいことだ。個人的には本カメラで真面目に絞り優先AEを活用する意義を感じないが、プログラムAEでフラッシュ発光禁止設定にしておくと電源OFFでも覚えているのが関心事である。2006年のデジカメでも、そんな当たり前のことができないカメラも存在した。パワープラントが限定的なので起動やレスポンスは決して早くない。本カメラでキャンデットをすると、レリーズ後にカメラを下に向けたら地面が写っていたことがあった。しかし、どんなカメラも凄惨な最前線で戦うものではない。むしろ、効果的なグリップでマクロモードを活用した、相応な運用が適切であり、運用者もクレバーだろうな。
                ☆                 ☆
 パワーショットAシリーズも2008年に登場したパワーショットA2000からは光学ファインダーは非搭載となった。2013年までパワーショットAシリーズは続いたようだが、既に専用電池となったしパワーショットAシリーズのアイデンティティはなくなり、ただのIXYの廉価判になったようだ。本カメラやその後の数モデルがパワーショットAシリーズのニーズと供給がピークだったのかもしれないな。今では単三型電池を使用するくらいなら、スマートフォンやiPadを充電する。
 決してスマートなポジションとは言えないが、一定のニーズを支持したマイルストーンとして、ジャンク籠の中に500円くらいで転がっていたら拾って欲しい。

 では、撮影結果もご覧頂きたい。

(了:2016/4/30)

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